会場は愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センターです。
トヨタのお膝元の愛知県刈谷市の開催でした。
トヨタと闘う外国人労働者の闘いの報告もありました。
全体集会ではメトロコマースの闘いなどが報告されましたが、京都の清掃の会社での
闘いが特に印象に残りました。
偽装倒産に対抗するために職場占拠を行った闘いです。
競売で備品を組合で落としたところ、机の引き出しから、銀行・取引先と協議し偽装倒産を行ったことの資料が出てきて、逆転勝利の闘いの報告でした。
労働組合を結成し、漫画しか読んでいなかった一人ひとりの労働者が労働法などの本を自ら読み、ああだ、こうだと議論を始める経過を聞き、闘いの中で成長していく様が見えました。
講演は、中谷雄二弁護士と奨学金問題やブラックバイトを闘う中京大学の大内教授でした。
分散会は、「憲法・安倍Ⅱ」に昨年に続き参加しました。
大阪の天六ユニオンの方は、日通で差別を受ける中で裁判闘争を闘い、組合の民主化を職場で追及されていた方です。
職場を離れた今も職場の仲間と民主化を求めています。
強行採決の後も駅頭で宣伝行動を行っているが反応は引き続き良いと言ってました。
安保法制の闘いでは、ユニオンの労組運動が強化されないと、闘いの発展性と継続性が担保されないと語って居ました。
60年安保闘争との違いは、60年は安保と三池が闘われ、経済闘争と政治闘争が結合され、労働組合が中心で闘われたが、安保法制の闘いは市民の動きは大きいが、労働組合の動きが鈍い。
現在多くの企業内労働組合は職場での闘いが無く、政治闘争も闘えない現状にある。
自らのユニオンで精いっぱい課題を闘い、政治闘争も闘える組織力を作ろうとも話されました。
尖閣の問題が出され、安倍内閣はアメリカに言って居る事と、国民に言って居る事が違う。
アメリカとは今年の4月末に日米ガイドラインで、尖閣で戦争時は日本が主体的に闘う、アメリカは支援するのみで合意しているにも関わらず、国民に「アメリカに守ってもらえない」と言います。嘘と欺瞞の政権です。
夕方の交流会では、地元出身の海老原よしえさんのミニコンサートと立食で沢山の料理が並びました。
名古屋ならではのきしめんの屋台もあり、味噌串カツ、エビフライ、赤みそのどてやきも出て満足の交流会でした。